白内障
白内障とは水晶体が濁って見え方が悪くなる病気です。主な原因は加齢で高齢者に多いのですが、病気の合併症や薬の副作用などで若年者にも発症する事があります。
水晶体とは、目の中でカメラのレンズのようなはたらきをする組織で、外からの光を集めてピントを合わせるはたらきを持っています。
通常は透明な組織ですが、白内障では白く濁ってしまうため、集めた光がうまく眼底に届かなくなり、次のような症状が引き起こされます。
代表的な症状
- 視界が全体的にかすむ
- 視力が低下する
- 光をまぶしく感じる
- 暗いときと明るいときで見え方が違うなど
白内障の治療方法
白内障により見え方の不便が出た場合の治療方法は手術のみになります。(点眼薬は進行抑制を目的としており、視力を回復する事は出来ません。)
日常生活に支障が出てきている場合は手術の対象になりますが、視力や年齢による一定の基準は無く、患者さん各々の生活習慣や希望によります。
当院の白内障手術について
当院での白内障手術はすべて日帰り手術で行っております。
火曜日午後が手術日です。
30分位仰向けの姿勢を維持する事が出来て、術後2~3日の通院が可能な方が対象になります。(日帰りでの手術が困難な場合は、入院での手術が可能な施設を紹介させて頂きます。)
手術までの流れ
1.一度当院を受診してください。
「白内障以外に目の病気は無いのか?」「手術の対象となるのか?」等を検査の上で日程を相談させて頂きます。
2.手術1~2週間前(術前検査)
医師より手術の内容について御説明します。
手術当日の来院時間や、手術前の準備について看護師より御説明します。
光学的眼軸長測定装置
眼内レンズ度数選択の際に用いる機器です。
1分程度で検査は終了し痛みはありません。

3.手術当日
予約の時間までにお越し下さい。
ガウンに着替えて頂き点滴などを準備の上で、手術室に御案内します。
手術は局部麻酔で行い15~20分位です。着替えや会計の後にお帰りになれます。
当院での滞在時間は1時間半位です。
回復室・手術室


4.手術後
水曜日、木曜日は術後の状態を確認する為、必ず受診して下さい。